14日からウルグアイで開催されているU-20南米選手権。大会7日目となる20日はA組第4節の2試合が行われた。
第1試合はエクアドルとパラグアイが対戦。
決勝ラウンド進出のために負けられないエクアドルは前半僅か6分、ここまで得点ランク首位の4ゴールを決めているホセ・セバージョスのアシストから、エースのミゲル・パラレスが決めて先制。しかし、前節アルゼンチンを下し連勝中のパラグアイも後半、主将ダニーロ・サンタクルスのゴールで同点とする。
スコアはそのまま動かず、エクアドルの敗退が決定的になるかと思われた終了間際、セットプレーから主将、ルイス・カンガが頭で押し込みエクアドルが土壇場で勝ち越し。2-1で勝利したエクアドルが、決勝ラウンド進出への望みを繋いだ。
エクアドル史上最高のGKを父に持つセバージョス・ジュニアが先制点をアシスト
また、前節、 守護神ダニエル・プリエトの大失態によりアルゼンチンに2-6で大敗したペルーと、2連敗中ボリビアの第2試合は、ブラジル人の父親とペルー人の母親を持つルイス・ダ・シルバのゴールでペルーが1-0で勝利した。
決勝ゴールをマークしたペルーのダ・シルバ。
実は現地の情報を調べても“ペルーのカカ"とは全く呼ばれていないのだが(汗)、父がブラジル人なだけあって全体の雰囲気や高速ドリブルを武器とするプレースタイル、仕掛け方などの挙動がカカそっくり。なので勝手ながら“ペルーのカカ"と命名させていただきました(笑)。
しかし冗談だと侮るなかれ。国内ではあの元ブラジル代表の怪物、ロナウドと同じ“フェノーメノ"の愛称を持ち、“天才"とも称され将来を嘱望されているそうである。
1996年12月生まれで先月18歳になったばかり。今後に注目だ(ちなみにこのページ一番上の画像が彼である)。
この動画ではよりFW的な色合いが強い
なお、この日の結果によりA組は勝ち点6でアルゼンチン、パラグアイ、エクアドル、ペルーの4チームが並び、3チームに与えられる決勝ラウンドへの出場権は最終節に持ち越しとなった。
初戦から3連敗のボリビアは今大会の敗退第一号。