Burkina Faso
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1
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0-1
1-0 PK 3-2
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1
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Ghana
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バンセ |
60' |
得点者
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13' |
ワカソ・ムバラク(PK) |
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伏兵ブルキナファソが優勝候補ガーナをPK戦の末に破り、歴史上初の決勝進出を成し遂げた。
準々決勝でも120分を戦い抜いたブルキナファソであるが、この試合が大会始まってから最高の状態だった。特に中盤での素早いプレス、ルーズボール奪取、攻撃から守備への切り替えに勝利への意欲を感じさせ、運動量でガーナを上回り、互角以上の戦いを見せた。
しかし、13分にアツと空中戦を競ったパナンデティグイリのプレーがファウルを取られ、PKと判定されてしまう。厳しいジャッジに選手は抗議するも当然判定は変わらず、ワカソ・ムバラクに先制点を奪われる立ち上がりとなった。
ガーナのカウンターに苦しめられ、なかなかチャンスを生かせない時間が続いたが、60分に相手のミスから先制点をゲット。低い位置でボールを受けたバドゥをルアンバが潰してカウンター。前線でフリーになっていたバンセがパスを受け、冷静にゴールに流し込んだ。
守備陣は不安定ながらもチーム全体で戦い、ギャンの決定力不足にも助けられて試合を延長戦に持ち込むと、徐々にブルキナファソに流れが向いてくる。
103分にはバンセがドリブル突破で2枚を振り切り自らシュートに持ち込むが外れ。105分にはロングボールがバウンドした落ち際をナクルマが叩いてゴールに決めるも、これも厳しい判定を受けて認められなかった。
112分にはコーナーキックからバンセの強烈なボレーが枠に飛び、ハリソン・アフュルにライン上でクリアされる。さらにその後ピトロイパがペナルティエリア内でディフェンスと接触して倒れるも、シミュレーションで2枚目の警告を受けて退場。
攻勢には出つつも結果に繋がらず、残されたPK戦に勝負を賭けざるを得なくなった。
だが、幸運は最後に満を持してやってきた。先攻のガーナはヴォーサーがキックミスで大きく左に外し、一人目の段階でリードを奪取。3人目のポール・クリバリがキーパーに止められてしまい一端は追いつかれるも、ガーナ4人目のエマヌエル・クロッティも枠を捉えなかった。
最後はバンセがパネンカを決めてチームを盛り上げ、最後はバドゥのシュートをダウダ・ディアキテがセーブ。キッカー一人を残してブルキナファソが勝利を収めることに成功した。
(筆:Qoly編集部 K)