アジアカップ2015は第8日目を迎え、全てのチームが本日2試合を消化する。

日本戦に先立って行われるのはパレスチナ、そしてパレスチナ系が大半を占めるヨルダンの隣国対決。

開始からしばらくはパレスチナにもいい場面があり、何度かチャンスを作る互角に近い展開だった。ヨルダンはパスワークがあまり機能せず、押し込み切れないために試合を支配できていなかった。

しかし、先制点を奪ったのは地力に勝るヨルダン。33分にアル・ダルドゥールのパスをペナルティエリア左で受けたアル・ラワシュダーが、逆サイドネットに華麗なシュートを決めた。

さらにその直後、最終ラインでのボール奪取からカウンターで追加点も。左に開いたアブドゥラー・ディーブが仕掛け、キーパーも引き出して折り返し、アル・ダルドゥールがゴールに流し込んだ。

さらに前半終了間際にも得点を追加。右サイドからのウダイ・アル・サイフィのクロスをアル・ダルドゥールが押し込み、ネットを揺らす。

ヨルダンは長いボールが多く押し込む展開にはならなかったものの、迎えたチャンスを生かして3点のリードを奪い、ハーフタイムをいい形で迎えることに成功した。

後半にはさらにヨルダンが得点を追加。75分に裏に抜けたアル・ダルドゥールが4点目を決め、ハットトリックを達成。

さらにその5分後、ウダイ・ザハランのアーリークロスに合わせたのはまたもアル・ダルドゥール。ヨルダンが大量5点目を奪取した。

85分にはパレスチナが1点を返すことに成功。フリーキックのボールがファーに流れてきたところを、ヤカ・イフビーシャーがシュート。角度のないところからゴールに決めた。

しかし、さすがに4点の差は大きく、パレスチナはこれで打ち止め。ヨルダンが大量5得点を決めて大勝した。

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