ここまでの戦いぶり
2014年のAFCチャレンジカップを制したパレスチナ代表チーム。
予選で2勝1分け、グループリーグでモルディブ、キルギス、ミャンマー相手に無敗、決勝トーナメントではアフガニスタン、フィリピンに連勝。実はこの8試合で1失点もしていない。
とはいえ、その内容としてはそこまで守備に安定感があるというわけでもなかった。またAFCチャレンジカップの盟主ともいえる北朝鮮が不在ということも差し引いて考えれば、アジアカップで活躍できるほどの能力があるかどうかといえば微妙であろうと感じるものであった。
ところが、このところのサウジアラビア、ウズベキスタン、中国との親善試合では大量失点をすることはなく、優勢ということは一切言えない内容ではあるもののちゃんと戦えている。
確かに選手一人一人の力は劣るものの、押し込まれていても精神的に崩れることはなく、諦めずに体を張ってくる。そういう気持ちの部分が彼らの強みと考えていいのだろう。
なお、5月に行われた大会から継続して呼ばれているメンバーは以下の13名。監督は変わったものの、中心選手はほぼ変わっていない。
GK:タウフィーク・アリ、ラムジー・サラー
DF:ライード・ファリス、ハイタム・ティーブ、ムサ・アブー・ジャザール、アブドゥラー・ジャービル、アブドゥラティフ・アル・バハダリ、ムサーブ・アル・バタート
MF:フサム・アブー・サラー、ハディール・ユースフ・アブー・ハンマード、ムラド・イスマイール
FW:アシュラフ・ヌーマン、アブドゥルハミード・アブハビブ