2013シーズンに引き続き、トニーニョ・セレーゾ監督がチームを率いた鹿島アントラーズ。最終的に昨季の5位を上回る3位という好成績を収めたが、それ以上に実りのある一年だったと言えるだろう。
2007年から2009年にかけてリーグ3連覇を達成した後、チームは徐々に過渡期へ突入。力のあるベテラン選手との世代交代をいかにして進めるか、クラブは苦心を重ねながらも毎年若手の有望株を迎え入れ、“そのとき"を待った。
そして2014シーズン、ブラジルW杯後の日本代表に定着したMF柴崎岳を筆頭に、同じくアジアカップ出場メンバーに入ったDFの昌子源や植田直通、8得点のMF土居聖真など、20歳をすぎたばかりの選手たちが主力に成長。また、26歳になったMF遠藤康がダヴィと並ぶチームトップの10ゴールを記録し、27歳のDF西大伍は先日、Jリーグ最優秀ゴール賞を受賞した。
そこに小笠原満男、曽ヶ端準らがベテランの味を上乗せし、チームは2010年以来となるACL出場権を獲得。来年は優勝候補としてシーズンに臨むことになりそうだ。
その鹿島が24日、2015シーズンに向けた新ユニフォームのデザインを発表した。
サプライヤーは13年目のナイキ。
ホーム(1st)は、県花のバラの色に由来するクラブカラーのディープレッドのシャツに、鹿島灘・霞ヶ浦・利根川など豊富な水資源を表す紺のパンツという伝統的なコーディネートを継承。3色の赤を用いたスピード感のあるデザインディテールには、Nikeの2014-15モデルらしい特徴が伺える。(同じく赤を基調にした リールの2014-15ホームの逆パターンに近いだろうか)
ソックスは引き続き紺と赤を併用。対戦相手に応じて選択する。
アウェイ(2nd)は近年定着している白をベースに、グレーと組み合わせたモノトーン調のデザイン。
首もとや袖にアクセントとしてゴールドを配したほか、シャツには線の幅が異なる3種類のピンストライプを用い、ホーム同様スピード感のあるデザインに仕上げているとのこと。
この辺りは実物が発表された際に改めてお伝えしたい。
【追記】デザインの詳細記事は こちら。
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