育成に定評のあるサウサンプトンは積極的な若手起用で知られている。8日(日本時間9日)に行われたマンチェスター・ユナイテッド戦でまたしても新星がデビューを果たした。
背番号42をつけたジェイク・ヘスケスは、タディッチと交代で後半25分にピッチに入ると約20分間プレー、ビッグクラブ相手に初めてのプレミアリーグをエンジョイした。
今年の5月にプロ契約を結んだ際には「両親を誇りに思う」と親孝行ぶりを見せたヘスケスは、今シーズン途中にトップチーム背番号をもらったばかり。
18歳とまだ若いながらもFAユースカップ・ポーツマス戦でボールを浮かせて相手をかわしてからゴールを決め、マット・ルティシエの再来と呼ばれ既にファンの間では話題の選手であった。左サイドとトップ下をこなし、スピード、インテリジェンスに長ける選手で、視野が広くゲームが作れ自らもゴールを狙っていける。『Daily Mail』によるとポジションが違うアダム・ララナと評しているが、言い得て妙だろうか。
チェンバレン、ウォルコット、チェンバース (共にアーセナル)、ショー(マンチェスター・ユナイテッド)、ララーナ(リヴァプール)、ベイル(レアル・マドリー)ら偉大な先輩たちに続けとばかりに、アカデミーには活きの良い若手が揃っている。ヘスケス以外にもジョシュ・シムズ、ジョシュ・デバヨなどはデビュー前でありながら評価は高い。サウサンプトン・アカデミー発ビッグクラブ行きの特急電車は今日も順調に運行中の様だ。