・「自分たちの時間帯にゴールを決め、相手の時間帯を耐える重要性」を改めて実感
この試合を通して実感したことは、「自分たちの時間帯にゴールを決め、相手の時間帯を耐える重要性」だ。
川崎と広島のような実力が拮抗したチーム同士の試合では、どちらにも良い流れ、リズムの時間帯が必ずやってくる。その時間帯でいかにゴールを決めることができるか。そして、相手が良い流れの時にいかに失点しないか。シンプルな事だが、サッカーではこれが非常に大切なのだ。
この試合で言えば、両チームとも自分たちの時間帯にゴールをしっかりと決めた。だが、両チームとも相手の時間帯に失点してしまった。その結果痛み分けとなった訳だが、相手の時間帯を無失点で耐えることが肝要であり、それが勝ち点1ではなく3を取る秘訣なのである。
テレビで観戦していても、流れがどちらに傾いているかは分かるし、むしろリプレイがあるので、試合展開は追いやすい。しかし、スタジアムでの観戦はより流れが分かりやすい。押している展開ではサポーターの熱気が上昇し、チャントにも力がこもるが、逆に押し込まれている時は悲鳴が上がり、祈るような表情になる。しかも、この試合のような接戦は『やっぱりサッカーを生で見るのはいいな』と純粋に思わせてくれる。
これだから、サッカーを生で見るのは止められない。
2014/11/30 written by ロッシ
筆者名:ロッシ
プロフィール:エル・シャーラウィ、ネイマール、柴崎岳と同世代の大学生。鹿島アントラーズ、水戸ホーリーホック、ビジャレアルを応援しています。野球は大のG党。
ツイッター:
@antelerossi21
【Qolyインタビュー】パリ五輪出場の東京ヴェルディMF山田楓喜、トッテナムのクルゼフスキを「自分の究極系」と語るワケ