先月30日、フィリピンの首都マニラで「AFCアニュアルアワード2014」が開催され、サウジアラビア代表のFWナースル・アル・シャムラーニ(アル・ヒラル)がAFC年間最優秀プレーヤーに輝いた。
AFC Player of the Year - Nassir Al Shamrani of
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— AFC Champions League (@TheAFCCL)
2014, 11月 30
31歳のアル・シャムラニはAFCチャンピオンズリーグ(以下ACL)で10得点を記録し、アル・ヒラルの準優勝に貢献。サウジアラビア人としては2007年のヤースル・アル・カフタニ以来5人目の受賞となった。また、「年間最優秀外国人プレイヤー」にはACLで12得点をマークし得点王に輝いたガーナ代表アサモアー・ギャン(アル・アイン/QAT)が、昨年、日本代表DF長友佑都(インテル/ITA)が受賞した「年間最優秀アジアインターナショナルプレイヤー」にはオーストラリア代表のマイル・ジェディナク(クリスタル・パレス/ENG)が選出されている。
そのほか、ACL初制覇を成し遂げたオーストラリアのウエスタン・シドニー・ワンダーラーズが「年間最優秀クラブ」に選ばれ、同クラブを指揮したトニー・ポポヴィッチ氏が「年間最優秀監督(男子)」賞を受賞した。ポポヴィッチ氏は現役時代にサンフレッチェ広島でプレーしている。
日本関連では今年春に中米コスタリカで開催されたFIFA U-17W杯を制したU-17日本女子代表が「年間最優秀代表チーム(女子)」に選出され、同大会でMVPに輝いた杉田妃和が「年間最優秀ユースプレイヤー(女子)」に、同チームを率いた高倉麻子氏が「年間最優秀監督(女子)」に選ばれた(なお、高倉氏はこの9月から女子U-18代表の監督に就任している)。
日本は他にも、JFA名誉会長の小倉純二氏がアジアサッカーの発展に貢献した人物に贈られる「ダイヤモンド・オブ・アジア」を受賞するなど、7部門で選出されている(コーポレート・アイコン賞に輝いた2企業は日本企業)。
また、日本サッカー界が「冬の時代」と言われた1980年代にドイツ・ブンデスリーガで活躍した奥寺康彦氏、日本女子代表を2011年W杯制覇に導いた澤穂希(現INAC神戸)の2人が殿堂入りを果たしている。
受賞者一覧は以下の通り。
[ AFC Awards 2014 ]
■ダイヤモンド・オブ・アジア
小倉 純二 (日本)
■ドリーム・アジア賞
カタールサッカー協会
■年間最優秀フェアプレー協会
韓国サッカー協会
■年間最優秀フットサルチーム
フットサル日本代表
■年間最優秀フットサルプレイヤー
アリャスガール・ハサンザデー(イラン)
■年間最優秀外国人プレイヤー
アサモアー・ギャン(ガーナ、アル・アイン/UAE)
■年間最優秀アジアインターナショナルプレイヤー
マイル・ジェディナク (オーストラリア、クリスタル・パレス/イングランド)
■年間最優秀レフェリー(女子)
リタ・ガニ(マレーシア)
■年間最優秀レフェリー(男子)
ラフシャン・イルマトフ(ウズベキスタン)
■年間最優秀アシスタントレフェリー(女子)
キム・ギョンミン(韓国)
■年間最優秀アシスタントレフェリー(男子)
クリーム・マシューズ・ジェイムズ(オーストラリア)
■年間最優秀クラブ
ウエスタン・シドニー・ワンダラーズ(オーストラリア)
■年間最優秀インスパイリング協会
日本サッカー協会
■年間最優秀デベロッピング協会
北朝鮮サッカー協会
■年間最優秀アスパイアリング協会
キルギスサッカー協会
■年間最優秀グラスルーツフットボール
インドサッカー協会、フィリピンサッカー協会、タジキスタンサッカー協会
■年間最優秀代表チーム(女子)
U-17日本女子代表
■年間最優秀代表チーム(男子)
パレスチナ代表
■年間最優秀監督(女子)
高倉 麻子(U-17日本女子代表監督)
■年間最優秀監督(男子)
トニー・ポポヴィッチ(オーストラリア、ウエスタン・シドニー・ワンダラーズ)
■年間最優秀ユースプレイヤー(女子)
杉田 妃和(日本)
■年間最優秀ユースプレイヤー(男子)
アハマド・ムイーン(カタール)
■年間最優秀プレイヤー(女子)
カトリーナ・リー・ゴリー(オーストラリア)
■年間最優秀プレイヤー(男子)
ナーシル・アル・シャムラニ (サウジアラビア、アル・ヒラル)
■AFCコーポレート・アイコン賞
テレビ朝日、日本放送協会
■AFC殿堂(Hall of Fame)
ホマユン・べフザディ(イラン)
ダトー・ソ・チン・アン(マレーシア)
奥寺 康彦(日本)
スン・ウェン(中国)
ホン・ミョンボ(韓国)
アリ・ダエイ(イラン)
サミ・アル・ジャベル(サウジアラビア)
バイチュン・ブティア(インド)
ハリー・キューウェル(オーストラリア)
澤 穂希(日本)