ガンバ大阪で長くプレーし、日本代表のキャプテンを務めた宮本恒靖氏が来るアジアカップに向けてコメントしている。

2011年の現役引退以降、独自なキャリアを歩んできた宮本氏。FIFAの大学院『FIFAマスター』でスポーツにまつわる体系的な知識を学ぶと、修了後はサッカー誌への寄稿とその編集、および講演や解説など様々なメディアで幅広く活躍している。

サッカー界きっての知性派として知られる宮本氏といえば、やはりあの2004年アジアカップ準々決勝での出来事だろう。PK戦になった重慶でのヨルダン戦、中村俊輔と三都主アレサンドロが続けて失敗したことでキャプテンであった宮本氏は主審に抗議し、ゴールエンドは変更に。結局この意志ある行動は功を奏し、川口能活のミラクルセーブなどもありそのまま日本はアジア王者に輝いた。北京でトロフィーを掲げる宮本氏の姿は、今でも多くのサッカーファンの記憶に刻まれている。

さて、そんな宮本氏は開幕が迫った2015年アジアカップに向けどのような展望をしているのだろうか。『AFC』に語ったインタビュー内容をご紹介しよう。

宮本 恒靖(元日本代表)

「日本代表にはいい選手がいると思う。

しかし、たとえば(10月の)ブラジル戦のような試合では酷かった。ハビエル・アギーレ監督は若い選手を試合で起用し、試合前から何が起きるか分かっていた。

しかし、(11月の)ホンジュラス戦やオーストラリア戦を見ると、経験ある選手には素晴らしい質があると分かった。彼らはなんらかの良いクオリティをもたらした。彼らがオーストラリアでもプレーすること、そして彼らが私たちに良い結果をもたらしてくれることを私は強く信じている。

そして、上手くいけば私たちはロシアでのFIFAコンフェデレーションズカップに出場することになる。しかし、私たちはそれと同時に4年間のスパンというものを考慮する必要があり、選手たちは成長し自身のモチベーションとクオリティを証明しなければならない。

ワールドカップの後というは、どんな人、どんな監督にとっても難しい。なぜなら、チームの何かしらを変えなければならないからだ。しかし、彼(アギーレ監督)は経験ある選手とともに戦うはずであり、良いパフォーマンスを見せるだろう。

私たちはファイナリストになるだろう。80〜100%の確率かな。自信はあるよ。sそうなればいいね。日本はアジア王者にならなければいけない」

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