11月24日、『AS』は「リオネル・メッシは、まだリーガ・エスパニョーラの最多得点記録者ではない可能性がある」と報じた。
先日行われたセビージャ戦でハットトリックを決め、リーガ・エスパニョーラ通算のゴール数を253に伸ばしたリオネル・メッシ。この時点で1940~50年代にアスレティック・ビルバオで活躍した伝説的ストライカー、テルモ・サラの251ゴールを抜き、最多得点記録を更新した……はずだった。
ところが『AS』の調査によると、どうやらその記録については定かでないようだ。テルモ・サラの記録を様々なソースに照らし合わせて計算した場合、242~265ゴールという幅があり、どれが正しい値なのかは不明なのだという。それを平均して見た場合は253.5ゴールであり、メッシの記録よりまだ0.5上回っている。
公式にはメッシが最多得点者となったわけであるが、やはりさすがに60年以上前の記録とあって、若干煮え切らないものに。とはいえ、メッシが265ゴールを決めるのもおそらく時間の問題で、怪我さえなければ今シーズン中に更新される可能性が高い。大きな論争にはならないはずだ。
なお、このように記録に差があるのは、
・1948年まで背番号が使われていなかったため、選手の判別が難しかった
・公式にデータが発表されなかったため、記録者によって差がある
・意見の違いがあるゴールがあった
という理由があると推測されている。