世界各地でインターナショナルマッチが行われた現地時間18日、イングランドのマンチェスターでは世界的スターが共演を果たした。

クリスティアーノ・ロナウド擁するポルトガル代表が、オールド・トラッフォードでリオネル・メッシ擁するアルゼンチン代表と対戦したのだ。普段はレアル・マドリーとバルセロナで相まみえる両者だが、この日は母国のキャプテンとしてこの試合に出場。試合前には笑顔で健闘を誓い合う姿もあり、2014年最後のテストマッチに挑んだ。

試合の決着は試合終了間際。後半ロスタイム、ポルトガル代表ラファエル・ゲレイロがリカルド・クアレズマのアシストから得点をあげ、ポルトガルが1-0と勝利した。この試合に勝利したフェルナンド・サントス新監督はこれで3連勝を成し遂げ、就任直後の連敗から調子を取り戻している。

さて、そんなこの一戦が行われたのはマンチェスターのオールド・トラフォードである。メッシとロナウドが直接対決するだけでなく、FIFAランキング2位と9位のチーム同士の一戦ということでスタジアムには英国中から観客が訪れるかに思われた。しかし。

マンチェスター・ユナイテッドに所属するMFアンヘル・ディ・マリアがコーナーキックを蹴るシーン。こうして見ると観客でいっぱいなのだが、もう少し引いた角度から見てみると・・・・

に、二階席が・・・。

そう、あまりにお客さんが入らなかったため、どうやら二階席の一部を封鎖していたようなのだ。オールド・トラフォードの収容能力はおよそ7万5000人。ユナイテッド戦では空席を見つけるほうが難しいくらいなのだが、やはり彼らは愛するクラブにしか興味が無いらしい。

ちなみに、この試合に出場した選手でユナイテッドに所属するのはディ・マリア1人。かつてのレジェンドであるロナウドやUCLを制したカルロス・テベスも凱旋したのだが、マンチェスターのお客さんたちは頑なであった。

なお、『BBC』によればこの試合の観客動員数は4万1000人程度であったという。一時は1万5000枚程度しか売れていないと心配されていたようだが、なんとか寂しくない程度には埋まったらしい。が、収益的な目標には4000枚ほど及ばなかったという。

【厳選Qoly】遠藤航の運命は…オランダ人監督に「プライドをズタボロ」にされ人生が変わった世界的スター5名