初戦のカタールには苦しんだものの、その後バーレーンとイエメンに連勝して準決勝にコマを進めてきた地元サウジアラビアが、前回王者のUAEを迎え撃った一戦。

序盤にパスを繋ごうとして失敗し、その後やや押される展開が続き、セットプレーから何度か大きなピンチを迎えた。しかし18分、右サイドに入ったサーラム・アル・ドサリーからの鋭いアーリークロスにナースル・アル・シャムラーニが飛び出し、苦しい中で先制点を決める!

さらに22分には焦りが出たUAEの守備にミス。相手が軽率にバウンドさせたボールをナースル・アル・シャムラーニが突いて奪い、ナワフ・アル・アビードがゴールに決めた!

2失点を喫したUAEは、さらに絶対的な司令塔であるオマール・アブドゥラフマンが負傷で26分にピッチを去るなど踏んだり蹴ったりの前半となった。

しかし、後半はテクニックに優れる選手が多いUAEの力が発揮される内容に。53分にはアミール・アブドゥラフマンのフリーキックからアハマド・ハリルがヘディングでネットを揺らす!

さらに79分、途中出場のイスマイール・マタルのクロスボールを受けたアハマド・ハリルが自分で持ち込み同点ゴール! 試合を振り出しに戻す。

ところが、これで守りに入ってしまったUAEはラインを下げ過ぎてしまい反撃を許す。このチャンスの逃さないサウジアラビアは、コーナーキックの流れからセカンドボールを拾って、サーラム・アル・ドサリーがシュートを決める!

一旦追いつかれたものの、地元で意地を見せたサウジアラビアが決勝進出。UAEも実力を発揮した内容だったが、同点に追いついた後に引いてしまったことが大きな荷物となってしまった。

【厳選Qoly】東南アジア最強を決める三菱電機カップで日本出身選手が躍動!活躍する日本出身の5選手を紹介