揺れに揺れている2015年アフリカネイションズカップの開催をめぐり、また新たに一つの可能性が出てきた。
Ebola has made a mess of the Africa Cup of Nations, but Qatar might save the day. http://t.co/U8QXP80rIK pic.twitter.com/xIjLWDo6CC
— VICE Sports (@VICESports) 2014, 11月 12
英国『Mirror』によれば、カタールがアフリカネイションズカップの開催地に立候補するかもしれないという。
2年に1度、奇数年に開催されるアフリカ王者決定戦、アフリカカップ・オブ・ネイションズ。2015年大会はモロッコで開催予定であったが、西アフリカを中心に流行するエボラ出血熱の影響により、先日モロッコ側が正式に開催を断念した。開催まで2ヶ月を切った状態でホスト国が急遽不在となり、その収束の行方に注目されている。
そんなアフリカネイションズカップ開催に意外な国が手を挙げた。それは中東、西アジアに位置するカタールである。
記事によれば、このニュースはフランス『L'Equipe』が伝えたもので、カタール側が開催に歩み寄っているとのこと。カタールは2022年W杯の開催が疑問視されており、その懸念を払拭するためにこうした策に乗り出している可能性がある。
カサブランカからドーハまでは直線距離で5724 km。決して近い距離ではないが、1月の平均気温が17度という条件からサッカーを行うにはちょうどいい気候である。なお、カタールの代表チームはこの時期オーストラリアで開催されるアジアカップに参加している。
今大会の代替案としてはナイジェリアやエジプトでの開催が伝えられており、他にも アルジェリアやアンゴラなど4ヵ国で共同開催する案が出ている。アフリカサッカー連盟(CAF)はすでに大会の開催期間を1月17日から2月8日であると決定しており、仮に開催国に変更があったとしても開催期間に変更はないと予想される。
モロッコが開催権を放棄したことにより、出場国枠も1つ空くことになっている。共催にせよカタール開催にせよ、CAFおよびFIFAは難しい選択を迫られそうだ。