現在行われている2016年欧州選手権に向けた予選。10月のインターナショナルマッチウィークでは第2節と第3節が行われ、24ある出場権を目指し各国がしのぎを削っている。
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— European Qualifiers (@EuroQualifiers) 2014, 10月 9
2014年W杯で不甲斐ない成績に終わったイングランドは、グループEで2連勝している。初戦のスイス戦はアウェイながらも0-2と勝利し、サンマリノには5-0の快勝。サンマリノ戦ではファンからの悪意ありすぎないじわるもあったが、世代交代が図られつつあるチームの出だしはまずまずといったところのようだ。
そんなイングランドは現地時間12日、3連勝をかけてエストニア代表と対戦する。エストニアといば現在国内リーグで日本人MF和久井秀俊が得点ランキングでも上位争いをするほどゴールを量産していることが知られている。予選では現在1勝1敗の3位であり、ジャイアントキリングを起こしてグループEの上位につけたいところである。
さて、そんなエストニア代表だが実はGKコーチが日本のファンにもちょっとだけ馴染みのある人物であった。かつてプレミアリーグで活躍したこの人だ。
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— Eesti jalgpall (@eestijalgpall)
2014, 7月 29
ダービー・カウンティやサンダーランドでプレーし、アーセナルにも在籍したGKマルト・ポームである。
ポームは1972年2月3日生まれの42歳。代表通算120試合出場を記録したエストニアの英雄的選手であり、 同国協会が発表した過去50年間における最優秀選手にも選出されている。アーセナルではイェンス・レーマンやマヌエル・アルムニアといった選手たちとの競争に勝つことができず試合に出場する機会は少なかったが、「エストニアといえばポーム」という印象はサッカーファンの間でもある程度共有されている。
そんなポームは2009年にワトフォードで現役引退をしていた。キャリアの大半をイングランドで過ごしたポームはGKコーチとしてまもなくイングランド代表を迎え撃つのだ。試合に際し、ポームは以下のように語っている。
「我々はエストニア戦(翌年9月開催)が最も重要な試合と考えているが、みんなイングランド戦に向け意気込んでいるよ。国全体がそのことを楽しみにしている。チケットはすぐに完売となった。10000人ほどしか入らない小さなスタジアムだが、観客はピッチに近い。イングランドの伝統あるスタジアムのようなものすごい雰囲気になるだろう」
2016年欧州選手権予選グループEの第3節エストニア代表対イングランド代表の試合は、日本時間13日(月)午前0時50分より『J SPORTS 2』にて生中継予定。