日本時間10日（金）、日本代表はジャマイカ代表とのキリンチャレンジカップ2014を戦う。

SAMURAI BLUE(日本代表)メンバー・スケジュール キリンチャレンジカップ2014 対 ジャマイカ代表【10/10(金)＠新潟／デンカビッグスワンスタジアム】、国際親善試合 対 ブラジル... http://t.co/86KCbgKca8 #jfa #daihyo

— サッカー日本代表 (@jfa_samuraiblue) 2014, 10月 1

新体制になっての2度目の活動期間に、ハビエル・アギーレ監督は塩谷司や太田宏介、鈴木大輔、田口泰士といった選手を招集している。来年1月に行われるアジアカップまでの準備期間はそう長くない。10月の試合で活躍したメンバーが来るアジアカップの中心選手となることは間違いないだろう。

そんな日本が対戦する相手は、ジャマイカである。

日本がワールドカップで初めて得点をあげた時の相手としても知られる彼らだが、ここ数年国際舞台の場で目にすることはそう多くなかった。1998年W杯以降、北中米カリブ海王者を決めるCONCACAFゴールドカップではベスト8が最高順位であり、W杯への出場も同大会が最後である。街中で「あなたが知っているジャマイカ代表選手は？」と問うてみても、答えれる人はまずいないはずだ。

しかし、ジャマイカという国を第2国籍（あるいは第3国籍）に持ち、世界を股に掛けて戦う選手は意外と多い。日本では、先日アジア大会にも出場したジャマイカ人の父と日本人の母を持つ鈴木武蔵が有名であるが、特にプレミアリーグ方面でジャマイカ系の選手が目立っている。

ジャマイカの公用語は英語である。イギリスによって統治されていた歴史もあり、プレミアリーグにはジャマイカにルーツを持つ選手が多いのである。スターリッジやスターリングなど今をときめくスター選手もおり、かつてスピードスターとして名を馳せたショーン・ライト＝フィリップスの名もある。ちなみに、1998年大会のジャマイカ代表選手には、英国出身者が8名もいたようだ。

ジャマイカといえばウサイン・ボルトやアサファ・パウエルを筆頭に特に短距離走の世界で有数のスプリンターを輩出しているが、英国方面で活躍するサッカー選手にもやはりそういった要素が反映されている。

他にはこんな選手たちも。

ジョナサン・デ・グズマンはオランダ代表を選択しているが、フィリピン国籍の父とジャマイカ国籍の母との間にカナダで生まれたという珍しい逸話を持っている。

今回ジャマイカ代表には、Qolyでも特集しお伝えした驚異的ジャンプ力を誇るダレン・マトックスという選手が招集されている。チームとしての力はそれほど高くないだろうが、それでもやはり、その圧倒的な個人能力には注意したいものである。

キリンチャレンジカップ2014日本代表対ジャマイカ代表の試合は、日本時間10月10日（金）午後時よりデンカビッグスワンスタジアムでキックオフ。テレビ中継は全国フジテレビ系列で19時より開始。

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