やや伝えるのが遅れてしまったが、オーストラリアサッカー連盟は10月10日に行われるUAE戦、14日に行われるカタール戦に臨むメンバー23名を発表した。
アンジュ・ポステコグルー監督がワールドカップ前から進めてきた若手への切り替えがさらに目立つチームの編成となっており、ベテランと言える選手はもうブレッシャーノ、ケイヒルのみ。中堅もジェディナク、フェデリーチ、ミリガン、トボー=スタンリーくらいである。他はほとんど20代前半だ。これには代表戦がAリーグの日程と被っていることもあり、海外修行中の選手が優先された結果でもある。
その中でやはり期待されるのは前線の中央。ケネディが招集される可能性が低くなり、ケイヒルもそう先は長くない中、センターフォワードには誰が入ることになるのか。
イビニ=イセイやロビー・クルーズ(今回怪我で呼ばれていないが)、マシュー・レッキーがウイング兼任であるなか、メンバーの中で唯一CF専門と言えるトミ・ユリッチが、現在の好調さを生かしケイヒルのパートナーとして存在感を発揮できるのかどうか。もちろんトロイージ(※メルボルン・ヴィクトリー時代にCFをやっていた)というウルトラCもあるが、可能性は低いだろう。
なお、オーストラリアは11月には日本代表との親善試合を控えている。
※ タイトルにも入れてしまったトミ・ユリッチが股関節の負傷のために離脱。ロビー・クルーズが追加招集された。(10/3)
GK:
アダム・フェデリーチ(レディング/ENG)
ミッチェル・ランゲラク(ボルシア・ドルトムント/GER)
マシュー・ライアン(クルブ・ブルッヘ/BEL)
DF:
ジェイソン・デイヴィッドソン(ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン/ENG)
イヴァン・フランニッチ(トルペド・モスクワ/RUS)
マーク・ミリガン(メルボルン・ヴィクトリー)
トレント・セインズバリー(ズウォレ/NED)
ブラッド・スミス(スウィンドン・タウン/ENG)
ニコライ・トポー=スタンリー(ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ)
アレックス・ウィルキンソン(全北現代モータース/KOR)
MF:
アジズ・ベヒチ(ブルサスポル/TUR)
マーク・ブレッシャーノ(アル・ガラファ/QAT)
ジョシュア・ブリランテ(フィオレンティーナ/ITA)
ティム・ケイヒル(ニューヨーク・レッドブルズ/USA)
クリス・ハード(ボルトン・ワンダラーズ/ENG)
ジェイムズ・ホランド(オーストリア・ウィーン/AUT)
マイル・ジェディナク(クリスタル・パレス/ENG)
マシュー・レッキー(インゴルシュタット/GER)
マッシモ・ルオンゴ(スウィンドン・タウン/ENG)
ジェームズ・トロイージ(ズルテ=ワレヘム/BEL)
FW:
バーニー・イビニ(シドニーFC)
トミ・ユリッチ(ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ)
トミー・オー(ユトレヒト/NED)
ロビー・クルーズ(レヴァークーゼン/GER)