6月27日、オーストラリア・AリーグのシドニーFCは「UAE1部のアル・アインから、オーストラリア代表FWアレックス・ブロスクを獲得した」と公式発表した。契約期間は2年。2011年まで同クラブに所属していたため、およそ3年半ぶりの復帰となる。
Alex Brosque speaks after returning to @SydneyFC as one of our 2 marquees for next season. View here http://t.co/tPSEIoRciK #SydneyIsSkyBlue
— Sydney FC (@SydneyFC) 2014, 6月 27
条件はオーストラリアン・マーキープレイヤー(サラリーキャップ制度の給与総額制限に該当しない選手。各チームに外国人、自国人、若手と3名所属が許される)となった。
アレックス・ブロスクは1983年生まれの30歳。オーストラリア国立スポーツ研究所の出身で、2011年から1シーズン半清水エスパルスでプレーしていたことで知られるストライカー。一昨年の9月にUAEのアル・アインへ移籍し、2年契約を結んでいた。
中東でもすぐに力を発揮しデビュー戦でゴールを決めたものの、チームは絶対的なストライカーとなるガーナ代表FWアサモア・ギャンがいたこともありサイドに追いやられる機会が多くなり、さらに今年はムハンマド・アブドゥラフマンの台頭により存在感を失っていた。
今夏シドニーFCの監督に就任したグラハム・アーノルド氏は積極的に補強を進めることを明らかにしており、すでにニュージーランド代表FWシェイン・スメルツを獲得している。さらに地元出身のヒーローであるアレックス・ブロスクの獲得により、かなりの戦力増強に成功したことになるだろう。
アレックス・ブロスク
「シドニーFCは国内最大のクラブであり、彼らが僕にコンタクトをとってきたときは間違いなく戻りたいと思えた。
グラハム・アーノルド監督は来季に向けて大胆な野心を持っており、その一部となりたい。スカイ・ブルーズ(シドニーFCの愛称)が再びチャンピオンシップを獲得し、AFCチャンピオンズリーグに達するよう、チームを支援することが自分の夢だ。
ここのメンバーやファンには素晴らしい思い出を持っている。アリアンツ・スタジアムで彼らの前に戻る時を、そしてシーズンが始まる時を待ちきれずにいる」