9月23日、『France Football』は今夏パリ・サンジェルマンからイタリア・セリエAのACミランに移籍したジェレミ・メネズのインタビューを掲載した。
メネズはその中で、パルマ戦で決めた鮮やかなヒールシュートを説明したほか、パリ・サンジェルマンでは外国人選手が優遇されていて正当な競争が存在しなかったと古巣を批判した。
ジェレミ・メネズ
「(パルマ戦のヒールシュートについて)
ゴールキーパーへのバックパスが弱くなった。そのディフェンスのミスを最大限に利用したよ。僕は彼らの意図を理解していたが、しかしシュートは全て即興のものだったよ。率直に言えばね。
僕はゴールキーパーを通り過ぎて、ヒールでフィニッシュを行った。そこで初めて思いついたんだよ。
また、キーパーとディフェンダーのカバーを避けようと、ヒールでボールを浮かせようとした。練習でもそんなことはやった試しがないよ。全て衝動的なことだ。自信があったからできたことだね。
(パリ・サンジェルマンでは?)
パリ・サンジェルマンでの時間は適切に判断してほしい。最後のシーズンだけでなく、全体の記録をね。最後は僕は背中の手術を受けていたんだから。
最初の2シーズンの記憶はすぐに忘れられてしまった。しかし、全然悪くなかったよ。僕は全大会において20ゴールを決め、30アシストを記録したはずだ。多くの人々がそれを忘れてしまったけどね。
2011年の夏、パリ・サンジェルマンはローマから800万ユーロ(現在のレートでおよそ11億円)で僕を買った。最初の2シーズンは良くやれていたよ。統計的に見ても、他の選手より上だったはずだ。2013年のタイトルを取った時にも、リヨン相手にゴールを決めて、歴史を作ったんだ。
他と比較してみれば、悪くないことは分かるはずだよ。ルーカス・モウラは2年間そこにいるが、彼は3つのゴール(※本当は6ゴール)を決めただけだ。しかし、彼には4000万ユーロ(現在のレートでおよそ56億円)のコストがかかっている。さらに言えばブラジル人だ。
もしパリ・サンジェルマンでプレーしたければ、外国人の方がいいんだろう。僕はフランス人で、しかもパリ出身だからね。
僕はツイッターやインスタグラムはやっていない。メッセージや綺麗な写真を送ることはしない。アルバムも作っていない。人に好かれるために「ずっとパリに居たい!」なんて書きもしない。そんなことは好きではないからだ。
しかし、それは僕がクラブを愛していないということを意味しはしないんだ。単に、ニセモノが好きじゃないだけだ!
僕は心を整え直すために、再びフットボールを見つけ出す必要があったんだ。健全な戦いの中に身を置く必要があった。
トーレス、エル・シャラウィ、パッツィーニ、本田、そしてニアングを備えているミランでは、さらに多くの競争がある。しかしここでは、熱心に努力すればポジションが得られる。
インザーギ監督は偉大なストライカーであったし、彼はミラノが僕を必要としているということを理解させてくれた。イブラヒモヴィッチ、チアゴ・シウヴァはミランのことをいつも褒めていたが、それが何故だったのかを今理解している」