9月21日、『FOX Sports』はシドニー・ユナイテッドのマーク・ルダン監督のインタビューを掲載した。
今夏オーストラリアで創設された新たな大会、FFAカップ。国内のアマチュアまで含めた631チームが予選に参加し、12月16日に行われる決勝に向けた戦いを行っている。
9月16日、23日に4試合ずつベスト16の対戦が行われるのだが、その中で最も注目されているのがシドニー・ユナイテッド(実質2部)対シドニーFCのダービーマッチである。
また、シドニー・ユナイテッドの監督は、シドニーFCで活躍し、その後ピエール・リトバルスキー監督に連れられアビスパ福岡に移籍したことで知られているDFマーク・ルダン氏ということで、それも一つの話題となっている。
マーク・ルダン
「私がシドニーFCで素晴らしい思い出を持っていること、そしてクラブに全てを尽くしてきたことは真実だ。我々はAリーグだけでなくAFCチャンピオンズリーグでの成功にも恵まれた。
私は、シドニーFCのファンとは本当に特別な関係を持っているし、それは常に私が応援しているクラブでもある。
しかし、監督としてそれらと対戦する時が来たならば、それはビジネスである。私にとっても、選手にとっても、それが普通のことだ。
私はシドニー・ユナイテッドを指導している。それが私の仕事であり、今の自分の全てである。私の義務は、我々がここを通過する、相手にそうさせないための計画を組み立てることだ。
選手たちを見てくれよ。気持ちを昂ぶらせる必要はない。対戦が決まってから、そんな問題はなにもないんだ。
この試合に向けての簡単な解決策はない。一回限りの試合だ。我々には失うものは何もないし、それが自分たちの助けとなるだろう。
(Aリーグからの誘いがあるのに州リーグで指導を続けていることについて)
誰でも出発点は異なるものだよ。明らかにしておきたいのは、私はまず学び始めたかった。そして失敗をしたかった。最初のレベルから始めてね。そして自分が指導者としての挑戦に向いているのかどうかを確かめたかったんだ。
ロックデイルからシドニー・ユナイテッドに移った時は、より多くの期待とプレッシャーを受ける位置への動きだった。
論理上で言えば、次はAリーグがステップアップする先になるだろうと思う。しかしそれは、監督にとって、注目され、許されることの少ない場所である。継続性がなければ、人々はすぐに成功を忘れてしまうことも知っている」