9月4日、イタリア・セリエAのエラス・ヴェローナに入団することが決まった元アルゼンチン代表FWハビエル・サビオラが記者会見に臨んだ。
かつてはバルセロナやレアル・マドリーでもプレーしたスター選手がセリエAの中堅チームに入ることは驚きを持って受け入れられたものの、しかしサビオラ自身は「簡単な決断だった」と話した。
ハビエル・サビオラ
「なぜ僕がこのクラブに肯定的な印象を持ったか。第一に、交渉がとても迅速だったこと。そして、イタリアのリーグが非常に競争力を持っていること。それは大きなモチベーションだった。
ここに加入できたことがうれしいし、チームを成長させて、そして何か大きなものを成し遂げられるところを見せたい。
お互いが納得していた。ヴェローナは僕を強く欲しがっていたし、僕もそうだった。チームを探すにあたって、重要視したのはモチベーションと成長だった。そして競争力の高いリーグにいたかった。イタリアは理想的だ。戦術的にもフィジカル面にも強いチームがある。
僕は常に謙虚で、そしてプロフェッショナルだった。多くの都市、多くのクラブでプレーしてきた。そして、セリエAという舞台に来ることが出来たのは重要だ。それは僕に更なるモチベーションを与えてくれる。
僕はいい選手を持つチームに入った。我々のフットボールで、ファンに娯楽を提供できることを望んでいるよ。
経済的な観点はそれほど重要ではなかった。もっとも大切だったのは、合意だった。ギリシャを離れること、そしてここに来ること、とね。
イタリアのリーグに疑いはない。スペイン、イングランドと並んで世界で最も重要なものの一つだよ。レベルは非常に高いし、良質の選手がいる。
(何故ヴェローナを選んだ?)
他のオファーもあったが、これらのチームをリスペクトするために名前は言わないよ。僕はここに来たかったんだ。それが大きなモチベーションだった。僕はこのクラブと直接話していた。それが移籍を加速させたよ。交渉に仲介者が介入しなかったから、クラブの全ての考えを知っていたんだ。
良いシーズンを過ごし、チームを支援したい。個人的には新しい経験を積んでいきたい。そしてクラブを成長させたい。僕と一緒にね。
(ラファ・マルケス、そして新たなチームメイトについて)
僕はバルセロナで彼とともにプレーしていたし、その時から良い関係を続けているよ。そして今、僕はチームメイトと監督のことを理解したい。彼らが僕に何を求めているかをね。
まだラファとは話すチャンスがないんだ。交渉が非常に早く進んだからね。彼はメキシコにいたし。
間違いなく、彼が戻ってきたら良く話すことになるだろう。我々はまだここに来て短いし、イタリアの文化や都市に出来るだけ早く適応しなければいけないからね。うまく行けば、お互いにとって重要な年になるよ。
(監督について)
最初の練習中に彼と会って、短い言葉を交わした。ここに到着したこと、現在の環境のことを話したが、自分の役割については定義する時間がなかった。
キャリアを通して、僕は中央のストライカーの後ろで常にプレーしていた。ただ、新しいチーム、新しいコーチの下に入る場合、自分に求められるもの、そしてチームメイトに適合しなければならない。これはチームを支援するうえで最も重要なことだからね。
(なぜ7番?)
7番は、僕がリーベル・プレートで付けていた番号だからだよ。これは僕が本当に好んでいる数なんだ。このチームでも付けられたことは、僕にとってとても重要だよ」