プレミアリーグ第1節、チェルシーはアウェイでバーンリーに3-1で逆転勝利を収めた。

先制したのは昇格チームであるバーンリー。スコット・アーフィールドの素晴らしいゴールが決まったが、その後チェルシーが前半のうちに3点を奪取して、そのまま逃げ切った。 (得点シーンは こちら

アップセットはならなかったが、バーンリーのダイキ監督は上を向いてこのように述べた。

「これ(プレミアリーグ)は短距離走ではない。マラソンだ。その途中にいくつかのコブがあるだろうことは分かっている。今夜がそのコブだと見なすことができたとは思わない。相手はどこにいるかのか、自分たちはどこにいるのかという現実だったと思う」
「彼ら(チェルシー)はマーケットのトップにいると思う。向こうには全てのポジションにとても多くのクオリティがあり、どんな形でも相手を痛めつけることができると言っていいだろう。パワフルに、フィジカルに、プレーできる。ファンタスティックなクオリティのある選手たちがいて、セスク・ファブレガスは間違いなくそのうちのひとりだ」

一方のモウリーニョ監督も2アシストのセスクを絶賛した。

「セスクの“Man of the Match”に完全に同意する。彼はゲームのテンポをコントロールし、我々のプレーの最高の段階の要因となっていた。(シュールレへのラストパスについて)もっとやって欲しいね。彼ができることは分かっている」
「パスよりも重要だったのは試合をコントロールしていたことだ。ネマニャ・マティッチとともに我々のプレーするフットボールにおけるクオリティに違った局面(異次元?)をもたらす理解があった。 彼は正しい判断を下し、試合に正しいインテンシティーをもたらした。彼は他の人間にも正しい判断をもたらす。私は彼のことが本当に嬉しい」

そんな90分間における選手たちの動きについて、『statsbomb』がGIF化していたので紹介。(図上の選手のポジションはその時間にいた位置を正確に表したものではなく、むしろ選手のアクションを平均・平滑化したもの。また選手間の線はその時間でのパスワークを表したもの)

両チームのスタメンは以下の通り。

そして、GIFについてこのような解説をつけている。

・チェルシーは最初から前がかりで、20分あたりでは自陣内にCB2人しか残っていない

・チェルシーが優位にあった前半の時間帯、バーンリーはベン・ミーとマシュー・テイラーの左サイドが逆サイドに比べてかなり前に位置していた

・最初の30分間はセスクがオスカルよりも前にいたが、その後(チェルシーの得点シーンなどでは)2人は発表されていたスタメンのポジションに近いものに戻った。(オスカルが前で、セスクはその後ろ)

・37分からチェルシーは目に見えて深くなった(ラインを下げた)。彼らは3点目を決めた直後に閉店(守りを固めた)。オスカルとセスクは下がり、DFラインのスクリーンを形成。

・後半、チェルシーが攻撃に出ても左SBのアスピリクエタは自陣に留まった。だが、これはバーンリーが右サイドをターゲットしていたという事実との相関関係にあるだろう。トリッピア、アーフィールド、イングス、マーニーは皆このサイドに現れている。

・最後の25分間(65分~)でチェルシーはより深く後退し、バーンリーはアタッキングサードでいくらか持続したチームプレーをしていた

・バーンリーの(FWルーカス・)ユトキエヴィッツはストライカーに指名されていたが、大部分の時間でダニー・イングスより低い位置でプレーしていた

【試合ハイライト】

(権利元の都合により埋め込みコードの掲載を取りやめました)

・アーセナルvsクリスタル・パレス戦のGIFは こちら
・リヴァプールvsサウサンプトン戦のGIFは こちら

【厳選Qoly】東南アジア最強を決める三菱電機カップで日本出身選手が躍動!活躍する日本出身の5選手を紹介