シティには何かと話題の多いジェームズ・ミルナーもおり、そんな彼のパロディアカウント、@boringmilnerには30万人ものフォロワーがいる。そのミルナーに対する冷やかしは真っ当なものなのかと聞かれるとチャップマンさんはNoときっぱりと否定した。「彼はチャリティーのために数千(ポンド?)を寄付するとても心憎いやつさ。狂った派手な性格じゃない、でも笑いは楽しむんだ」

また、前述のシュマイケルに続き、忘れることができないのはシティでわずか11試合にしか出場しなかったブルガリア人FWヴァレリ・ボジノフ(現レフスキ・ソフィア)だそう。なんでも「全身(の毛を)を剃るようにしていた。シャワールームで頭と眉毛以外全てをね。ありがたいことに水がそれを全て洗い流してくれた」。

ボジノフが外見にかなり気を使っていたことは確かながら、チャップマンさんが選定するシティで最もスタイリッシュな選手はサミル・ナスリ。逆に最もみすぼらしかったのはトニー・グラント(現ブラックバーン、コーチ)だそうで、「私たちは彼をトニー・Tramp(=浮浪者)と呼んでいたよ」と感慨深げに話していたそう。

そして、チャップマンさんは現在の指揮官、マヌエル・ペジェグリーニを絶賛した。これについて『BBC』ではプレミアとFAカップを勝ち取ったものの、退任前には多くのスタッフとの不和が噂された前任者ロベルト・マンチーニとの対比を思わせるともしている。

「彼はとても礼儀正しい男だよ。とてもいい感じの人間で、握手をしハローと声をかける。彼は叫んだり、怒鳴り散らしたりしない。何をすべきか分かってる知的な人間さ。特別な要求は決してしない。いやな派手さはひとつもなく、とても現実的なんだ」

最後に、1993-94シーズンのリヴァプール戦をビデオで見る機会があったというチャップマンさんは現在との変化についてこう語った。

「(当時)シティの選手たちは皆XLのユニフォームを着ていた。それしかなったんだよ」

【現在のお仕事ぶりはこんな感じ】

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