7月25日、『L'Equipe』は「フランス代表MFマテュー・ヴァルブエナは、ロシア1部ディナモ・モスクワへの移籍を拒否した」と報じた。
今夏移籍を求めて動きを見せているヴァルブエナであるが、希望していたスペインのクラブとは交渉がうまく進まず。接触していたセビージャは給与面を理由に撤退を表明し、もう一つの候補であったバレンシアについては全く話が聞かれなくなっている。
そんな彼に現実的なオファーを送ってきたのは、ロシア1部のディナモ・モスクワ。フィンランド出身の大富豪であるボリス・ローテンベルク・シニアが昨年からオーナーに就任しており、豊富な資金力を持つ彼らは、マルセイユが求めていた700万ユーロ(およそ10億円)を満額支払うことを約束。クラブ間ではすでに交渉は合意に達していた。
さらに、選手個人に契約期間3年、年俸総額1000万ユーロ(およそ14億円)という好条件を提示していたとのことであるが、ヴァルブエナはこれを最終的に拒否し、木曜日にその結論をディナモ側に伝えたという。
現在ヴァルブエナは最優先をスペインと考えつつも、イングランド・プレミアリーグも考慮に入れて動いているとのことだ。