7月14日、『L'Equipe』は「フランス代表MFマテュー・ヴァルブエナは、ロシア1部のディナモ・モスクワからのオファーを保留している」と報じた。
記事によれば、ディナモ・モスクワがヴァルブエナ獲得に向けて提示した条件は移籍金700万ユーロ(およそ10億円)とのこと。マルセイユはこのオファーに合意し、交渉がスタートしているという。
ディナモ・モスクワはフィンランド出身の大富豪であるボリス・ローテンベルク・シニアが2013年からオーナーを務めており、近年多くの投資を行いチームを強化していることで有名。息子に当たるDFボリス・ローテンベルクも同クラブに所属している。
しかし、ヴァルブエナは以前からスペインを第一希望として海外での挑戦を求めていると言われており、このロシアからのオファーには応答を保留している状態にあるという。
先日セビージャが彼の獲得から撤退したと報じられたばかりであり、さらに交渉しているもう一つのスペインのクラブであるバレンシアは、ベンフィカからアンドレ・ゴメス&ロドリゴ・モレノを同時獲得する予定。今後も動きを続けるかは難しいところ。
体が小さすぎるとしてボルドーのユースから放出されたり、マルセイユでもデシャン監督に半年干されたりなど苦労が絶えないヴァルブエナ。今回もどうやら事は簡単に進みそうにないようだ。