『AS』は「リーガ・エスパニョーラのアトレティコ・マドリーは、パリ・サンジェルマンに所属しているアルゼンチン代表MFハビエル・パストーレの獲得に近づいている」と報じた。

ハビエル・パストーレは1989年生まれの25歳。2011年にパレルモからパリ・サンジェルマンに移籍し、初年度はフランスで大きな活躍を見せた。しかしカルロ・アンチェロッティ監督就任以降はチームでの存在感が希薄に。昨季は29試合に出場したもののスタメンはわずか10試合であった。

アトレティコ・マドリーはパリで燻る天才MFをチームに引き入れるため数週間にわたって交渉を続けてきたとのことで、ようやくそれが合意に近いポイントまで漕ぎつけたという。

ただ、やはり問題は金銭面で、パリ・サンジェルマンはパストーレに年俸400万ユーロ(およそ5億5000万円)を支払っており、移籍金も2011年に4000万ユーロ(およそ55億円)を費やしているため、アトレティコ・マドリーにはそれを満たせるだけの資金力がない。

とはいえ、パリ・サンジェルマンは現在FFP違反による罰則で移籍金収支総額の制限が科せられている上に、レアル・マドリーからアンヘル・ディ・マリアを買おうとしているといわれており、資金調達のためにパストーレの放出を容認する可能性も否定はできない。

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