7月21日、『Clarin』は「ウクライナ1部のメタリスト・ハルキウに所属しているFWアレハンドロ・ゴメスは、チームに戻ることを拒否した」と報じた。

アレハンドロ・ダリオ・ゴメスは1988年生まれの26歳。2010年から所属したカターニアでは森本貴幸選手とも同僚だったことで知られるアルゼンチン人FWである。

彼は昨年夏にメタリスト・ハルキウと4年契約を結んだものの、ウクライナでは今年に入って親ロシア派との紛争が激化。北東部にあるハルキウ州は親ロシア派の力が強い地域であり、4月にはケルネス市長が銃撃されるという事件も発生している。

そして、バカンスのためにアルゼンチンに戻っていたアレハンドロ・ゴメスは、ハルキウに戻ることを拒否すると宣言。『FM Milenium』に対してこのように話し、FIFAとの協議を行い退団の道を探ることを発表した。

なお、先日シャフタール・ドネツクの6選手がフランスで失踪したニュースがあったが、その一人であるファクンド・フェレイラとも連絡を取って決断を下したとのことだ。


アレハンドロ・ゴメス

「この事態が解決する、あるいはそれに向かうという保証がない限り、僕は戻らない。そうなるか、あるいはクラブから離れられるまで、ブエノスアイレスに残るつもりだ。マレーシア機の墜落は『ラクダの背を折った藁』(最後の追い討ち、という意味のことわざ)だった。

クラブは常に僕と家族のために最高の自由を与えてくれた。我々は将来を再考し、解決策を見出したい。クラブに参加することで家族に危険を被らせたくない」


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