7月16日、イタリア・セリエAのローマは「エラス・ヴェローナからMFフアン・イトゥルベを獲得した」と公式発表した。

契約期間は2019年6月30日までの5年間。移籍金は事前の報道よりもかなり抑えられ2200万ユーロ(およそ30億円)、年俸は250万ユーロ(およそ3億4000万円)となった。

フアン・マヌエル・イトゥルベ・アレバロス、通称”フアン・イトゥルベ”は1993年生まれの21歳。次世代のメッシ候補の一人であり、小柄ながら切れ味鋭いドリブル突破を持っているウインガー。

アルゼンチンの生まれであるがセロ・ポルテーニョの下部組織で育ち、パラグアイの代表経験も持っている。2010年にFCポルトとプロ契約を結んだものの、ポルトガルでは今一つチャンスをもらうことが出来ず、2013年にリーベル・プレートへのレンタルを経てエラス・ヴェローナに移籍した。

高い評価を受けていた才能はセリエAで開花し、これまでほどんど実績がないところからいきなり33試合に出場、8ゴールを決めて大きな注目を集めていた。

今夏はユヴェントスへの移籍が間近と報じられるほどに交渉が進んでいたものの、アントニオ・コンテ監督が電撃辞任したため方針を転換。ローマを移籍先に決めた。

また彼に対しては、ミランが2500万ユーロ(およそ34億円)を用意して獲得に向かっている、あるいはレアル・マドリーがアルバロ・モラタ(奇しくも彼もユヴェントスとの移籍交渉が止まっている)の後釜として獲得するのではないか、という話が浮上していた。

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