▼24ヵ国出場の1982年大会以降を検証
ここで明らかな違いが出た。
決勝戦で 平均2.25得点しか生まれていないのに対し、3位決定戦では4.375得点も生まれている。これはおよそ倍にあたる数字だ。なお、この期間中の大会全試合の1試合あたりの平均得点は2.503点。3位決定戦の得点数はこれと比較してもやはり多いことが分かる。
これまで3位決定戦の得点の多さに注目してきたが、決勝戦のゴールが少ないということも言えるかもしれない。やはり決勝戦はそれだけ慎重になるということなのだろうか。1点差ないしは引き分けで終わる試合が8大会中5大会あり、こちらも現代サッカーの一つのトレンドといえるのかもしれない。
なお、3位決定戦は3大会連続で勝利チームが3得点をゲット。
前回大会は、ディエゴ・フォルランが叩き込んだ見事なボレーシュートが印象に強いが、今大会の進出チームはブラジルとオランダ。両チームとも圧倒的な個を誇る強豪だけに、豪華絢爛な打ち合いを期待したいところだ。
2014年W杯の3位決定戦ブラジル対オランダの試合は、日本時間7月13日(日)午前5時より全国フジテレビ系列で生中継予定。