7月10日、『Gazzetta dello Sport』は「ACミランとバレンシアの間で行われていたフランス代表DFアディル・ラミの移籍交渉は、ようやく合意に近づいてきた」と報じた。
以前から報じられているように、ACミランは昨季の後半戦で借り受けていたアディル・ラミを完全移籍で獲得するための交渉を行っている。
買取オプションは700万ユーロ(およそ10億円)と設定されていたものの、ミランはこの価格を不服としてそれを行使せず、通常の交渉に臨み、350万ユーロ(およそ5億円)でオファーを送った。だが、バレンシアもさすがに半額では納得せず、500万ユーロ(およそ7億円)以下では不可能という返答を行い、交渉は停止していた。
しかし、今回の報道によれば、バレンシアは価格を425万ユーロ(およそ6億円)まで値下げし、対するミランもオファーを375万ユーロ(およそ5億2500万円)に増額。その差はわずか50万ユーロ(およそ7000万円)となった。
記事によれば、アディル・ラミ自身が給与の減額に納得しさえすれば、この50万ユーロのギャップは埋まることになるだろうと伝えられている。