ミランの副会長、アドリアーノ・ガッリアーニはバレンシアのアディル・ラミとの契約に関し、既に優先的に交渉できる期間が過ぎ去ったことを明かした。

1月に加入したラミ。セリエA初挑戦であったが、アグレッシブで激しい守備のほかにも、セットプレーからの得点力といった攻撃面での持ち味も発揮。彼なくして後半戦の追い上げは無かったといわれており、残留を望む声は強い。しかし、バレンシアとの正式合意に至らなかったようだ。ガッリアーニは『Milan Channel』で以下のように語っている。

「ラミとは話をしているし、彼には既に我々が彼とサインできるデッドラインを過ぎてしまったと伝えてある」

「また、バレンシアには事前に設定された移籍金で彼を獲得するつもりがない事もバレンシアに伝えたよ」

「金曜日、チャンピオンズリーグの決勝のためにリスボンへ向かう予定だ。バレンシアの経営陣と新しい交渉を開始するために会うつもりだよ」

「ラミは残留を望んでおり、昨日(=最終節)も彼は良い試合をした。だから我々はうまく行く事を望んでいるよ」

「移籍金引き下げ交渉」ということに関して言えば、「ガッリアーニらしい駆け引き」ではあるが、仮にラミを獲得できない、もしくは他のクラブに奪われる事態となれば大失態に繋がる危うい状況でもある。大事に至らなければ良いが・・・。

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