首都ブラジリアのエスタジオ・ナシオナルで行われるワールドカップ決勝トーナメント1回戦、フランス対ナイジェリア戦。

ベスト8進出を懸けた激闘の前に『BBC』などが伝えているプレビューネタを紹介。

まず、両国の対決はこれまで一度だけ。 2009年にサンテティエンヌで行われた親善試合で勝ったのはナイジェリア。FWジョセフ・アクパラが決勝ゴールを決めたこの試合に出場した選手が5人今大会のメンバーに入っている。 フランスはDFパトリス・エヴラ、FWロイク・レミ、FWカリム・ベンゼマ。ナイジェリアはFWピーター・オデムウィンギーとGKヴィンセント・エニェアマ。

ここからはフランスのデータ。

W杯において対アフリカ勢ここ3試合で2敗しているフランス。(2002年セネガル戦●0-1、2006年トーゴ戦2-0○、2010年は南アフリカ●1-2)

その一方で、グループステージを勝ち抜いた最近5大会はすべて最低でも準決勝に進出している。(1958、1982、1986、1998、2006)

フランスは今大会のグループステージで62本のシュートを放っておりこれは最多。 また、今大会でフランスが奪った8ゴールはすべてボックス内での得点。 今大会3ゴールを奪っているエースFWベンゼマは代表戦ここ9試合で9得点と爆発中。

対するナイジェリアはアフリカ勢としては初めてとなる3度目の決勝トーナメント進出。そして、この試合に勝てば初の準々決勝進出となる。

もしそうなるとアフリカ勢としては4度目のベスト8となる。(1990年カメルーン、2002年セネガル、2010年ガーナ)

ただし、ナイジェリアがW杯においてここ11試合で勝ったのはわずか1試合。そのなかで奮闘する守護神ヴィンセント・エニェアマは今大会のGSで最も多いセーブ数(18)を記録している。

また、キャプテンのDFジョセフ・ヨボはGSアルジェリア戦で代表キャップが100に到達、これは同国史上初の快挙。 そして、ヨボがフランス戦に出場すれば、あのジェイ=ジェイ・オコチャが持つナイジェリア選手としてのW杯出場記録(9試合)を抜くことになる。

ちなみに、決勝トーナメントにアフリカ勢が2か国(ナイジェリア、アルジェリア)進出するのは初のことだそう。

フランスはMFヨアン・キャバイが出場停止から復帰。MFマテュー・ヴァルブエナはスタメンに戻ってきそうだが、DFママドゥ・サコは腿の負傷で出場が危ぶまれているそう。 一方、ナイジェリアのMFヴィクター・モーゼスは筋肉系の負傷によりアルジェリア戦を欠場し、この試合に向けてフィットネステストを受けたという。 また、味方FWのシュートを受けて手首を骨折したMFマイケル・ババトゥンデはメンバー外となっている。 なお、両チームに出場停止となっている選手はいない。

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