6月11日、『Le10Sport』は「イングランド・プレミアリーグのアーセナルとチェルシーが、ドイツ代表MFサミ・ケディラの獲得に興味を示している」と報じた。
レアル・マドリーに所属しているサミ・ケディラは、昨年11月に右膝前十字靭帯を断裂し長期離脱したことで知られているが、先日行われたUEFAチャンピオンズリーグ決勝でスタメン出場するなど、かなり回復に近づいている状況にある。
しかしレアル・マドリーの監督を務めるカルロ・アンチェロッティ氏は、来季の戦力としては必ずしも必要ではないと考えており、適切な額のオファーであれば放出を厭わないという姿勢であるという。
アーセナルがケディラに興味を示していることはこれまでにも報じられてきたが、今回1600万ポンド(およそ27億円)という具体的なオファーをレアル・マドリー側に送る方針を固めたとのことだ。
そして、同じロンドンに本拠地を構えるチェルシーもケディラの獲得には興味を持っていると伝えられている。監督を務めるジョゼ・モウリーニョ氏は、知っての通り昨年までレアル・マドリーでケディラを指導していた経験を持つ。具体的な金額を用意するところまでは至っていないようだが、アーセナルの交渉を注意深く監視しているという。