2002年にリヴァプールでプロとなり、ブラッドフォードやコヴェントリーへのローンを経て、22歳でトップデビューを果たしたスティーヴン・ウォーノック。
元々はMFだったが、ジミ・トラオレやヨン・アルネ・リーセの穴埋めとして左サイドバックとしてプレーするうちにDFに定着。完全にレギュラーを奪取するまでには至らず、2007年1月に放出されたものの、ブラックバーンやアストン・ヴィラで評価を高め、2010年の南アフリカW杯イングランド代表メンバーにも選出された。(出場は無し)
そのウォーノックは現在、セリエAのカリアリを所有するイタリア人、マッシモ・チェッリーノ氏による買収が先日ほぼ完了した2部のリーズ・ユナイテッドに所属しているのだが、8日のヨーヴィル・タウン戦でこんなスーパーゴールを披露した。
1-1で迎えた62分、リーズが右サイドでフリーキックを得ると、32歳のサイドバックが蹴ったボールは風に乗り、高い軌道で見事な弧を描いてゴールイン。合わせるボールを狙ったのかもしれないが結果的に芸術点の高いスーパーFKとなり、試合もこれが決勝点。
前述のクラブ買収に加え、監督を巡るドタバタ(※1月31日にブライアン・マクダーモット監督が解任されたと報じられ、実際前節はアシスタントのナイジェル・ギブスが指揮を執ったが、その後マクダーモット監督の続投が発表)もあったリーズがアウェイゲームを2-1で制し、久々の連勝で順位を暫定ながら10位へ上げた。
これにより、昇格プレーオフ圏内の6位レディングとの勝ち点差は5に縮まっている。