ナショナル紙は「アラビアン・ガルフ・リーグの夏に試合を開催する方針は撤回すべき」と報じた。

今季名称が変わったUAE1部リーグは、9月14日という例年と比べて比較的早い時期に開幕を迎えた。しかし、中東の暑さが影響した事故がいくつか発生している。

先週の金曜日に行われたアル・ナスル対アル・シャバブの試合終了後には、DFアブドゥラー・ファラジ・マルズーク選手がドレッシングルームで意識を失い、救急車で運ばれる事態となった。また、体調を崩したアル・ナスルのGKユースフ・アブドゥラも危険な状態であったという。

アル・ワスルの会長を務めているアブドゥラ・ハラブ氏は、9月21日に行われたアル・ジャジーラ戦後にこう語っていた。

ナショナル

アブドゥラ・ハラブ アル・ワスル会長

「スタンドに座っていると、呼吸がしにくく感じるほどだ。選手の状態を想像してみれば良い。滝のように汗を流している。こんな条件でプレーすることは不可能だ。我々は当局に対して、選手や我々に慈悲を求めている。10月にリーグを開幕して欲しいと」

ナショナル

アハマド・リズヴィ ナショナル紙記者

「外国人選手、とくにUAEで初めてプレーする選手は多くの苦労を重ねてきた。サッカーは苦しんでいる。もちろんファンも苦しんでいる。

早期の開幕を決断した理由として、リーグ関係者は10月17日に開幕するU-17ワールドカップ、2015年アジアカップの予選の存在をあげている。

もちろん代表チームの利益は最優先だ。代表選手の数人はクラブでそれほど出場機会を得ていないため、試合前に準備機会を必要としていることも分かる。

しかし、本当にそのために20日もリーグを中断する必要があるのか? 確かに代表選手はリーグを離れる。しかし、それは新しい選手にチャンスを与え、彼らの成長を支援することになる。より多くの選手が自分を主張することになり、UAEサッカーに良い影響を与えるかもしれない。そして、より重要なのは、よい気候でシーズンを始められることだ。

しかし、プロリーグ委員会はそれに同意するだろうか?」

【厳選Qoly】U23アジア杯で韓国を撃破!近年評価急上昇中のインドネシアが見せる野心と実力

日本人がケチャドバ!海外日本人選手の最新ゴールはこちら