今夏の移籍市場を連日賑わせ続ける選手の一人、ヘンリフ・ムヒタリャン。

シャフタール・ドネツクに所属するこのアルメニア人には現在、リバプールとドルトムントが興味を示していると言われており、予想されるその移籍金はなんと2000万ポンド(およそ30億円)とも報じられている。

しかし、正直に言って彼のことをまだよく分かっていないサッカーファンも日本には大勢いるだろう。そこで今回は、謎に包まれたこのムヒタリャンについて紹介することとしよう。

ムヒタリャンって一体何者?

ヘンリフ・ムヒタリャンは1989年1月21日生まれの24歳。現在シャフタール・ドネツクに所属しており、攻撃的ミッドフィルダーとして攻撃のタクトを振るっている。

ムヒタリアンは足元の技術に定評があり、チャスメイクにも前線への飛び出しにも貢献できるオールラウンダーな選手である。元々はボランチの選手だったようで、今でもアルメニア代表では中盤の底でプレーすることもあるという。

そんなムヒタリャンの名前が欧州中に広まったのは12-13シーズン。このシーズン、ムヒタリャンは攻撃的ミッドフィルダーでありながら25得点を叩き出し、見事ウクライナリーグの得点王を獲得したのだ。もともと得点力あるタイプの選手ではあったが、一気にその才能が開花する形となった。

ちなみにこのシーズン、ムヒタリャンはアシスト数も10記録している。これはリーグで3位の記録であり、得点にもアシストにも長けていることが分かる絶好の数字であるといえそうだ。

『transfermarkt』によれば、ムヒタリャンの推定される市場価格はこの3年間で5.5倍(350万ポンド→1950万ポンド)にまで増大。シャフタールがUCLで継続的に数字を残したこともあってか、徐々にその名を浸透させていった印象がある。

なお、ムヒタリャンの代理人を務めるのは、あの敏腕ライオラ氏。ムヒタリャンはアルメニア語、ロシア語、英語、フランス語、ポルトガルを操ることのできるペンタリンガルでもあるという。

今夏、突如として名前を聞くようになったヘンリフ・ムヒタリャン。今回の企画を機に、彼の名前を覚えておいてもいいかもしない。

ムヒタリャンとなぜかチェス

【厳選Qoly】「人生で一、二を争うくらい辛かった…」ソサイチ選手を襲った溶連菌感染症の恐怖

日本人がケチャドバ!海外日本人選手の最新ゴールはこちら