先日、ウクライナ1部のディナモ・キエフへの入団が決定したモロッコ代表MFユネス・ベランダ。
冬にはトルコ1部のフェネルバフチェからのオファーを「ビッグリーグにしか行く意味がない」として断っており、その後は様々なクラブが彼に興味を持っていると報じられていた。イングランド・プレミアリーグのアストン・ヴィラからも誘いがあると言われていた。そのため、彼が最終的にディナモ・キエフへの移籍を決めた際には少なからず驚きの声が上がったのである。
しかし、ベランダ本人は報道されているほどのオファーはなかったということ、ディナモ・キエフの環境が素晴らしいことを、レキップ紙による取材の中で明かした。
レキップ
ユネス・ベランダ
「数字の面はもちろん考慮した。しかし、このクラブはまさにトップレベルだ。スタジアムはEUROの決勝で使われたものだし、トレーニングセンターの設備も最高だ。僕は保証できる。ディナモ・キエフのプロジェクトは興味深いものだと。
報道されているような多くのオファーはなかったんだ。現実的には僕には2つの選択肢があった。それはディナモ・キエフとUAEのアル・ジャジーラ。ディナモからオファーが来たときには、他の選択肢は消え去ったよ。
我々は、より多くの選手が東ヨーロッパに去って行くことになれなければならないと思うんだよ。財政的な面も隠すことはできない。特にいくつかのクラブには、大きな資金提供者がいるんだよ。
僕は5年間の契約にサインした。チームにはエンボカニ、イディ・ブラウン、アドミル・メーメディと、フランス語を話す選手がいるけれど、契約でロシア語を学習するコースを含めることにした。2ヶ月もあれば、ロシア語のインタビューにも答えられるだろう」