チリ代表のホルヘ・サンパオリ監督が20日、来月行われる2014年W杯南米予選に向けた外国クラブ所属の代表メンバー20人を発表し、イタリア・セリエA/フィオレンティーナに所属するMFダビド・ピサーロが8年ぶりに招集された。
今年9月に34歳になるピサーロは1999年に当時のネルソン・アコスタ監督に初招集され、同年のコパ・アメリカに出場。翌2000年にはシドニー五輪に出場し、主力として銅メダル獲得に貢献した。しかし、2大会続けての予選敗退となった2006年W杯南米予選終了後、当時のサッカー協会会長やフベナル・オルモス監督との不和もあり、「家族の時間を大切にしたい」として26歳で代表を引退。そのためチリで最も有名な選手の1人でありながらここまでの代表capは36(1得点)に留まり、母国が躍進した2010年W杯にも出場していない。
しかし、南米予選で自動出場圏内の4位につけるチリが2大会連続のW杯出場に向け大事な連戦を迎える今回、サンパオリ監督の説得によりピサーロの復帰が決まった。チリは6日にアウェイでパラグアイと、11日にホームでボリビアと対戦する。
招集された20人は以下の通り。
GK:
クラウディオ・ブラボ(レアル・ソシエダ/ESP)
ミゲル・ピント(アトラス/MEX)
DF:
マウリシオ・イスラ(ユヴェントス/ITA)
ガリー・メデル(セビージャ/ESP)
マルコス・ゴンサレス(フラメンゴ/BRA)
ゴンサロ・ハラ(ノッティンガム・フォレスト/ENG)
マルセロ・ディアス(バーゼル/SUI)
MF:
フランシスコ・シルバ(オサスナ/ESP)
カルロス・カルモナ(アタランタ/ITA)
アルトゥロ・ビダル(ユヴェントス/ITA)
マティアス・フェルナンデス(フィオレンティーナ/ITA)
エドゥアルド・バルガス(グレミオ/BRA)
ダビド・ピサーロ(フィオレンティーナ/ITA)
アレクシス・サンチェス(バルセロナ/ESP)
フェリペ・グティエレス(トゥウェンテ/NED)
ジャン・ボセジュール(ウィガン・アスレティック/ENG)
FW:
ジュニオール・フェルナンデス(バイアー・レヴァークーゼン/GER)
マルク・ゴンサレス(CSKAモスクワ/RUS)
セバスティアン・ピント(ブルサスポル/TUR)
エステバン・パレデス(アトランテ/MEX)