AFP通信は27日、QPRの監督を務めるハリー・レドナップ氏のインタビューを行った。
QPRは昨季からエア・アジアのCEOを務めるトニー・フェルナンデス氏がオーナーとなり、豊富な資金力を武器に大型補強を敢行。ところが今季は序盤から全く勝ち星が伸びず、既に降格が決定的な状況。さらに大型補強のツケが大きく、債務は既に120億円を超え、今年に入って1500万ポンドの借り入れが実施されたことも明らかになっている。
その状況の中、チームを率いるハリー・レドナップ氏の視点は、すでに来季の戦いへと向いているようだ。
AFP通信
ハリー・レドナップ
「スイッチをオフにはできない。来年どうするか、どのようにチームを作るか、そしてこのリーグに戻ってくることを考える。そう思えば、プレミアリーグに戻るために必要な選手を探すことになる。
我々は夏を待っている。言い訳はできない。我々は適した選手を獲得し、そして適切に運用していかなければならないのだ。
今はとても困難な状況にある。しかし、我々はできるだけ多くの勝ち点を奪いたい。直近の数試合ではあと少しのところで敗れ、非常に残念だった。しかしそれは過ぎたことであり、歩みを止めてはいけない。
人々は、降格してもすぐ戻ってくるだろうと考える。だが、よく見てみれば、2部も質は高く伝統があり、大きなクラブもいる。復帰することも非常に難しくなるだろう。しかし、単なる夢に終わらせるつもりもない。
大きな挑戦になるだろう。QPRは良い人々に支えられた良いクラブだ。それでも難しい戦いになる。ただ通り過ぎるだけというわけにはいかないだろうよ」