現在パリ・サンジェルマンでプレーしている元イングランド代表MFデイヴィッド・ベッカム。
冬にクラブと契約した際には戦力としての加入ではないという見方もあったが、アンチェロッティ監督は彼の豊富な経験を高く評価。チアゴ・モッタの負傷が長引いていることもあって先発起用も行い、先日は契約延長にも前向きであると話していた。
モンペリエ戦で途中出場したベッカムは信頼に応え、決勝ゴールの基点となるパスを出すなど活躍を見せ、なかなかの評価を得た。火曜日に行われるチャンピオンズリーグのバルセロナ戦に向けても、AP通信のインタビューに対して「楽しみだ」と語り、前向きな姿勢を見せた。
「状態はとても良い。全ての試合で先発できるほどフィットしていると感じているよ。選手なら皆、最高の選手と、そして最高のチームと戦いたいと思っている。まさにバルセロナは世界最高のチームだ。
もちろん試合に出るか出ないかは監督次第だ。しかし、もしモンペリエ戦のようにチームを助けることが出来たなら、とても素晴らしいことだ。それが出来て本当に嬉しかった。途中出場の選手は力を示す必要があるからね。
このクラブは全てのコンペティションで大きな結果を求められる。ビッグクラブなら当然のことだし、強大なオーナーもそう考える。我々には良い選手が揃っており、メンタリティに優れ、そして野心に満ちている。そして今勝利を得るために戦い続けているんだ。
時が経っても色あせることはない。火曜日は特別だ。チャンピオンズリーグを戦う夜はいつも特別なんだ。そこでプレーできるという事実に興奮している。
もちろん、バルセロナとは少しだけ対戦したことがある。レアル・マドリー時代に何度かね。彼らはいつでも最高のチームだし、最高の選手がいる。そんな相手と戦うという事実は心躍るね。
ミランがファーストレグで2-0と勝利したとき、人々はバルセロナの時代が終わったかのように話していた。しかし、彼らをよく知っている人は誰であれ、そうではないことが分かっていた。
彼らは個々の才能にではなく、チーム・ネットワークに依存しているんだ。何年も同じ戦い方をし、だからこそ成功を収めているんだよ」