スーパースポーツ・ドットコムは25日、コートジボワール代表監督を務めているサブリ・ラムーシ氏のインタビューを掲載。世間に驚きを与えたドログバの落選については、「彼は間違いなく戻ってくる」と明かしている。
(代表監督は初めてですが)
「多くのことを学んできた。まあ、仕事をする上では、どんな年齢であろうが学び続けることが大切だ。いろんなチーム、いろんな選手、いろんな試合、そしていろんなスタッフからね」
(スターを管理した経験が無いという批判もありますが)
「私がこの仕事を始めたとき、それは初めてのコーチ業だったし、経験が無いことを皆に告げたよ。謙虚に、これから学んでいくためにここに来たと。そして経験を共有し、共にチームと成長してきた」
(ファンや協会の1部は黄金世代の衰えに危機感を持っている)
「それは確かなことだが、トロフィーを獲得しなければならないことを考えれば、そう簡単にいかない。世代交代は大変な作業であるし、時間がかかり、忍耐も必要となる。経験豊富な監督が管理していても、チームは毎回大会に勝てるわけではない」
(ネイションズカップでナイジェリアに負けたことは驚きでしたか?)
「いや、結果にはそれほどではないね。大きな大会ではこの種のことは当然起こるものだ。
しかし、対戦した時には驚きはあった。彼らは我々よりも熱い闘志とスピードを持ち、見事な試合をした。そして我々に勝利し、最終的にはトロフィーを掲げた。
ただ、サッカーが面白いのは、そのナイジェリアが先日ケニアとのアウェイゲームで負ける寸前だったりすることだね。勝ち点2を失ったわけだが、スティーヴン・ケシ(ナイジェリア代表監督)はもはや良いコーチではないのかな?」
(ドログバはガラタサライでは重要な選手になっているが、あなたは彼が疲れ果てていると思った?)
「私はそんなことは言っていないし、メディアは私を誤解している。ドログバは依然としてチームにとって偉大な選手であることに変わりはない。
ただ、私は彼がきらめく資質のいくつかを失っていたと感じて、トルコで一生懸命に働けばそれを取り戻すことが出来ると思ったからだ。ドログバにはまだ力がある。彼は間違いなく戻ってくるだろう」
(ガンビアに快勝したことで、ファンに認められた?)
「試合に勝っただけでは、ファンを宥めるには不十分だ。彼らはトロフィーを求めているし、祝祭を求めている。偉大な選手がおり、タイトルを持ち帰ることを求めている」
(FIFAランキングでアフリカトップに立っていることは、仕事に対しての自信になる?)
「いや、そんなことはないね。タイトルを取れるかどうか、それはFIFAランキングには全く関係ない。大切なのはトーナメントで勝利することであって、ランキング上位になることじゃない」
(ワールドカップに出るチームの予想は?)
「コートジボワールはもちろんだね。あとはナイジェリア、おそらくザンビア、あとは北アフリカから1、2チームが行くんじゃないかな」