ミランのレジェンド、マルコ・ファン・バステンはミランがアレシャンドレ・パトを売却するという過ちを犯さないと信じているようだ。
パトはミラン加入後、定期的に怪我に見舞われており、マッシミリアーノ・アッレグリ監督就任後もその状況は変わっておらず、輝かしい才能をフルに発揮することができていない。その上、パトをイタリアへ連れてきた恩師であるカルロ・アンチェロッティがパリ・サンジェルマンの監督に就任した事で移籍の噂が浮上している。
パトの得点によって1-0でミランが勝利した親善試合の後、アンチェロッティはパトの事について話すのに興味なさそうだったが、元オランダ代表監督でミラン史上最高のストライカーの一人であったファン・バステンはミランが22歳のブラジル代表を手放すべきではないと考えているようだ。
マルコ・ファン・バステン
「パトは若く、強い。そして、ゴールを決めることができる」
「彼を売却するのは間違っている。深刻な財政難のみが彼を売る事を適正と考える事ができ、そうでなければ、彼が出ていく事は受け入れがたい決定だ」
ミランのズラタン・イブラヒモビッチはファン・バステンとよく比較されている。ファン・バステンは8年間ミランでプレーし、ヨーロピアン・カップ(チャンピオンズ・リーグの前身)を2年連続で制覇している。
アドリアーノ・ガッリアーニ代表取締役はパトが売却対象ではないことを明言しているが、パトは取締役でありミランのシルビオ・ベルルスコーニ会長の娘、バルバラは「アンタッチャブルな選手はいない」と発言している。過去にシェフチェンコ、カカという大エースを売却してきたミラン。歴史は繰り返されるのだろうか。
(筆:Qoly編集部 N)