① バルサは4-3-3の形で試合をスタートするも開始早々に失点し、前半20分まではマドリーの(自陣に残した4バック以外の6名による)ハイプレスにより押し込まれる展開となる。
② その後、20分を過ぎたあたりから攻撃時にはアウヴェスをウィング気味にあげる3バックへと変更。守備時にはブスケツがDFラインに入り、右サイドはプジョルがカバー。
③ アレクシス・サンチェスのゴールで同点に追いつくと、後半もそのままの布陣で臨む。
右サイドではアウヴェスがウィング然と振る舞う一方、左サイドに張る者はおらず、イニエスタ、セスク、アレクシスらが頻繁にポジションチェンジを繰り返す。
④ アウヴェスが高い位置取りをすることでマドリーの左サイド(マルセロ&ロナウド)を自陣に押し込め、さらにロナウドとディ・マリアの両ウィングを守備に忙殺させて相手攻撃陣を分断。
※ アウヴェスのポジションを上げ3-4-3の布陣に変えたバルサは攻撃の組み立てがスムースになり、プジョルの素晴らしいカバーリングもあって試合を支配。マドリーを自陣に釘づけにした。
※ また、ボールにしっかりとプレスをかけ、エリア内に相手攻撃陣を立ち入らせないなどバルサは守備面も非常によかった。
まとめ; アウヴェスをウィング然としたポジションに上げたことで渇望していた(攻撃の)“width(幅)”を手に入れることができた。
【クラシコ ハイライト】
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