12月7日夜、KBS(韓国放送)は「代表監督チョ・グァンレが更迭された」と報じ、KFAがその後任を探し始めていると伝えた。それによると、実際のところは『更迭はまだ決まっていないが、その方針で動いており、後任を探している』事は確かであるようだ。
韓国代表チームは先日のワールドカップ予選第5節、レバノンとのアウェイゲームで2-1と敗北。「ベイルート・ショック」と称されたこの結果により、来年2月のクウェート戦に敗れれば予選敗退となる厳しい状態となった。
新監督の最有力候補に挙げられているのが、現在Jリーグの清水エスパルスで監督を務めているアフシン・ゴトビ。イラン代表を4年間率いた経験を持ち、韓国サッカーにも詳しい。あくまで報道によれば、であるが、エスパルスとの契約には代表チームからのオファーがあった場合に解除できる条項が入っているとのことで、招聘に問題はないようだ。
ゴトビ自身も「KFAが私を代表監督候補にあげてくれたことに感謝している。私は長い間韓国の家族だった。韓国を助けるためになら、いつでも情熱を燃やすことが出来るよ」と話したとのことだ。
また、現在五輪代表監督を務めているホン・ミョンボ氏を昇格させ、A代表と兼任させる案も検討されている模様だ。
はっきりしない報道ではあるため、各紙は裏を取るために奔走しているようだ。朝鮮日報はKFAの「ある関係者」に電話インタビューし、「アジアを知らないチョ監督が最終予選の準備を行うのは問題である」というコメントを取り、チョ・グァンレ監督のある側近が「昨日の夜に更迭の通知を聞いた」と話したと報じている。
しかし一方キム・ソンウォン記者は「まだ余地は残っている。KFA内部では未だ意見が分かれており、関係者からは『まだ決まったわけじゃない。チョ・グァンレを含めた上で、どの監督が本大会出場を成し遂げるために最適かということを探っている段階だ』と聞いた。チョ・グァンレが最新任を受ける可能性もまだ捨てきれない。彼は不運だった。パク・チソン、イ・ヨンピョが引退し、イ・チョンヨンが負傷で倒れた。レバノン戦ではさらにパク・チュヨンまで累積警告で不在だった。怪我や警告の問題は時間が解決すること。三次予選の間に監督を交代することは、ただの次善の策でしかない」と記事を書き、先走る報道に釘を刺している。
(筆:Qoly編集部 K)