ラツィオのバンディエラ、トンマーゾ・ロッキは10月30日のカッリャリ戦でセリエA通算100ゴールを達成したが、彼の偉業を祝う会がラツィオのチームメイトによって催された。
ロッキの100ゴールを祝いに来たクローゼ
酔っぱらってますよね?
注文したいシセ
「ロッキ先輩の100ゴールに乾杯っす!」
ゴージャスなシセ
ロッキはヴェネツィア出身の34歳。29歳でイタリア代表デビューを飾った遅咲きのストライカーだ。北京オリンピックにオーバーエイジ枠で出場している。
ユヴェントスのプリマヴェーラ出身だが、なかなか芽が出ず、下部リーグのチームを渡り歩いていた。キャリアを変えたのは2001-2002シーズンのエンポリ。37試合に出場して11ゴールを奪い、チームのセリエAに昇格に貢献。セリエAデビューを果たしたエンポリは弱小クラブであり、なかなかゴールを奪う事ができなかったが、オフサイドラインを突破する技術や90分間戦い続け、「エンポリのエースはロッキ」と誰もが認める存在となった。
チームがセリエBに降格するとロッキはラツィオへ移籍。移籍初年度で13ゴールを奪うと、2005-2006m2006-2007と2年連続で16ゴール。黄金時代を経て財政難に苦しむラツィオの希望の星となった。以降は年々加入する新戦力に出番を譲る日々が続くも、新戦力がフィットしないと見るや徐々に出番を増やして重要な所でゴールを奪い、監督の評価を覆してきた。
今季もドイツ代表FWのクローゼと元フランス代表のシセという大型補強を行ったラツィオ。サラテ、フロッカリらは放出されたがロッキはチームに残留。スーパースターの様な派手さは無いけれど、ここぞで頼りになる仕事人タイプのバンディエラが、好調ラツィオを支えている。
(筆:Qoly編集部 N)