4日、興味深い数字がリーグ監督協会から発表された。イングランドのクラブ全体で監督交代にかかる費用が、昨年は約1億ポンド(118億円)かかったというものだ。
これは監督交代時に起こる代理人への支払いや弁護料や契約金、解任した監督の残りの契約で発生する給与など諸々が含まれており、監督交代一つにしても多額の金銭が動いているということが明るみになった。2010年10月から2011年2月のわずか5ヵ月間で、プレミアリーグや下部リーグでは合計25人の監督が交代。協会はこの事を問題視しており、プレッシャーのかかる監督たちへのサポートを要求している。
成績不振に陥ったクラブの一種「劇薬」としての効果が期待される監督交代には、当然ながら様々な費用がかかる。財政が苦しいクラブが多い中、安易に監督を交代せずにサポートする体制の必要性も示唆されている。
(筆:Qoly編集部 M)