経済状況が芳しいとはいえない昨今、サッカー界では多くクラブがスポンサーを獲得するのに苦労している。イングランド6部、カンファレンス・ノースに所属するコルビー・タウンももちろん例外ではなく、コルビーの町が所有する小クラブは収入増加に向けて頭を捻っていた。

そこで、今年7月に若返りを果たしたクラブのフロント陣が考えだしたのが、空白となっているアウェイユニフォームのスポンサー権をプライベートオークションにかけるというもの。オークションは9月1日から2週間という期間で入札が行われ、結果、大手人材派遣会社のEcho Personnel Ltdがその権利を落札した。

さらに、この話には続きがあり、オークションということは当然敗者も存在するわけだが、それらの企業も一度「お金を出す」と決断したことに変わりはなく、いわば“乗りかかった船"。結局、スタジアムの広告ボードやマッチスポンサーなど何らかの形でスポンサーとなることを申し出たそうだ。こうして日本でもクラブが取り上げられたことを含め、コルビー・タウンとしては一石三鳥の成果を手にしたといって良いだろう。

ちなみに、コルビーの街は製鉄業で栄えてきた歴史があり、クラブの愛称もずばり「The Steelmen」。ホームユニフォームの胸スポンサーには、街で最大の雇用主である世界的な鉄鋼メーカー、Tata Steelが今季から復活している。