今季アル・ジャジーラの新監督に迎えられた指揮官フランキー・ヴェルカウテレン。かつてはベルギー代表として活躍した名選手。2009年から率いたゲンクを昨季リーグ優勝に導き、アベウ・ブラガの退任によって指揮官不在となったUAE王者のアル・ジャジーラに迎え入れられた。
ゲンクは9月13日に行われた欧州チャンピオンズリーグで強豪バレンシアと引き分け、なかなかのスタートを切った。28日にはレヴァークーゼンと、そして10月にはチェルシーとの大一番が待っている。ベルギー王者にとってはこの舞台で戦えることが名誉である。
しかし、ヴェルカウテレンはそこで指揮する機会を捨ててUAEへとやってきた。
「ゲンクがチャンピオンズリーグを戦っていることには満足しているが、それは過去のこと。あのクラブを愛したし、仕事も楽しんだ。だが、私にとっては終わったことなのだ。自分がチャンピオンズリーグの舞台に立っていないことを、残念に思ったりはしていない」
「アル・ジャジーラが私の仕事場だ。私の役割だ。とても明確に、そして明快に理解している。戻ることは一切考えていないが、ゲンクがうまくいっていることは非常に嬉しい。幸運を祈りたい」
(スーパーカップでアル・ワフダに敗れたことについて?)
「勝つチャンスがあったから、とても残念な試合だったよ」
アル・ジャジーラは本日23日の夜8時30分、エティサラット・カップ2回戦でアル・ワフダとのリベンジ・マッチを迎える。
「2週間の間に2度同じ相手に負けるわけには行かない。何ヶ月も経ってからとは訳が違うんだ。我々は2週間前に何が起こったか、目に焼き付いているのだから。我々は一歩一歩向上している。チームは良くなっている。あらゆる面で努力を重ねてきた。先週アル・ワスルに勝ったことには満足している。私は勝っているチームを変えるような監督ではない」
「アル・ワフダはとても良いチームだ。彼らの戦い方を利用して挑戦したい。ただ僕が考えている弱点は言えないよ、彼らを助けたくはないからね!」
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(筆:Qoly編集部 K)