2011年6月25日(土) - ローズボウル(カリフォルニア)
USA
2
2-2
0-2
4
Mexico
ブラッドリー
ドノヴァン


8'
23'


得点者
29'
36'
50'
76'
バレーラ
グアルダード
バレーラ
ジョバンニ・ドス・サントス

逆転でアメリカを下したメキシコが、2009年に続く優勝で大会連覇を達成。同時に2013年コンフェデレーションズカップの出場権も獲得した。

約10万人を収容したスタジアムの騒々しい雰囲気と同様、キックオフから試合終了まで一度としてペースダウンすることのない展開となったが、前半はオープンな撃ち合い、というよりは多くの時間をメキシコが攻め、一瞬の隙を付いたアメリカがゴールを巧みに盗んだ、という感じで2点を先制。そのなかでアメリカは左膝を痛めたチェルンドロ、メキシコからは元々体調が思わしくなかったサルシド、右膝を負傷したマルケスが早々に交代を余儀なくされるアクシデントが発生したが、これが結果として両国の明暗を分けた。メキシコは代わって入ったトーレス・ニロ、先日、ドーピングで離脱したメンバーに代わって追加招集され、30歳にしてこれが代表デビュー戦となったレイノソが確かに代役を果たしたのに対し、今大会初出場となったアメリカのボーンスタインは元来からの守備の脆さを露呈。彼のサイドから同点を許すことになった。そして後半すぐ、バレーラのゴールでメキシコが逆転に成功すると、アメリカが反撃に出たことでそこからオープンゲームに。しかし、アメリカには同点に追い付くチャンスもあったがツキにも見放され、逆に個人技でDFとハワードを翻弄したドス・サントスの素晴らしいゴールでメキシコが突き放すと、アメリカの最後の攻勢を凌いだメキシコが勝利を収めた。

メキシコのゴールドカップ優勝は最多となる6度目。大会MVPは7ゴールで得点王にも輝いたハビエル・“チチャリート”・エルナンデスが選ばれた。

(筆:Qoly編集部 H)

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