“将来性豊かな若手”から“プレミアリーグを代表するタレント”へ。10/11シーズンは、ジャック・ウィルシャーにとって大きな転機となったシーズンとなった。A代表でもレギュラー格を務め上げ、もはや彼の影響力はクラブレベルに止まらず、“スリーライオンズ”にも対しても多大だ。とは言うものの、彼の年齢はまだ19歳。当然ながらユース代表にも選ばれる権利を有しており、この夏に行われるU-21EUROへの参加も予想されている。ウィルシャーの招集について問われたステュアート・ピアースU-21イングランド代表監督は、持論を展開した。

「この時期はどの選手も疲労困憊といった状況だろう。当然、故障を発生させてしまうリスクは高まっている。だが、それは、我々が対戦するスペインの選手もそうだし、チェコの選手もそうだ」
「(ウィルシャーの招集について)一つ言えることは、アーセナルはここ6週間ほど彼に休息を与えておらず、彼は“レッドゾーン”に突入しているかもしれないね。しかし、参加するか否かはジャック自身が決断しないといけないよ」
「(夏にはアジアツアーを控えている)アーセナルが彼を参加させたくない気持ちはわかるが、彼らの来季については私には関係のないことだしね」

「U-21に参加するか」、「来季に向けてシーズンオフに入るか」。この夏のU-21EUROを前に、各方面から大きな期待を集める19歳にとっては難しい決断を強いられることになりそうだ。

(筆:Qoly編集部 T)

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