今シーズンをもってアーセナルから退団することを公言したデニウソン。自身にとって、今季は出場機会が少なく失意のシーズンとなってしまったが、クラブが抱えている大きな問題を感じてたようだ。蓄積されたその想いを『Sun』のインタビューの中で語った。

「アーセナルには何かが欠けているんだよ。だけど、監督も選手も皆わかっていないんだ」
「このチームは、ユナイテッド、チェルシー、リヴァプール、シティのように毎年多額の資金を投入して選手を獲得しているわけじゃないけど、イギリスの中で最も美しいサッカーをしている。同次元にいるのはバルセロナだけだ。でも、優勝が出来ないんだ・・・」
「僕らが勝てない理由として、『彼らは若過ぎるし、繊細過ぎる』という人間もいるけど、それは言い訳にならない。例えば、カーリングカップでバーミンガムに敗れたのはそういうことじゃないと思うんだ。マーティンスにゴールを決められたところで自信が崩壊したことが問題だったんだよ。勝つべきところで勝てない。これがこのチームの特徴さ」
「リヴァプールに1-0でリードしていたのに残り数分で追いつかれた試合。4-0と勝っていたにも関わらずニューカッスルに同点にされた試合はよく覚えている。ホームでニューカッスル、ウェストブロム、アストン・ヴィラに敗れた試合もね。後、エミレーツではサンダーランドやブラックバーンからも勝ち点を失っている。正直言って、これらの試合はショックがでかかった。恥ずかしさすら感じたよ」
「こういった愚かな試合をしちゃいけない。勝ち点を取りこぼす癖を治さない限り、何も変わらないだろうね」

デニウソンは、今季リーグ戦16試合に出場したが、先発出場はわずか6試合に終わっている。

(筆:Qoly編集部 T)

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